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さて、今日はおみそ汁について思うことを書いてみたいと思います。まず、おみそ汁とは何か???美味しいお味噌と旬の具と出汁のハーモニーで作り上げる食べ物。これが、いかり商会の思う、おみそ汁の定義です。
いかり商会では、お味噌にこだわっているわけですが、美味しいお味噌汁のためには、お出汁も食材も大切なのだと、つくづく思うのです。
まず具材ですが、お野菜でも、お魚、お肉でも味をしみこませて楽しむのか、具材の味を引き出すのかで調理の順番も変わってきます。代表的な具材のお大根でも、出はじめの頃はしゃきしゃきした感じを楽しみたいし、寒い冬には、口の中でとろけるように煮込んだ味を楽しみたい。それで、煮はじめる時間やタイミングは、微妙に変わっていきます。
お出汁は、おみそ汁に深みとコクを与えてくれますが、これも主張させるか、脇役に徹するかで出汁の取り方も変わってきます。お出しは、鰹や鰯などの魚の身干しと昆布、お酒のハーモニーですが、昆布を水でゆっくり戻して、鰹節をさっと湯通しして、最後にお酒をちょっと加えるのが基本的な流れ。でも、たとえば、野菜てんこ盛りのおみそ汁の時は、鰹も濃いめにして場合によっては鰹節の切りくずも具材にして、お酒を早めに入れた方が、美味しい場合があります。
そして、お味噌も、具材を引き立たせるのか、お味噌を味わうのかで、微妙に種類の選択や溶かす量が違ってきます。まず、味噌の種類を考えます。具材にもよりますが、いかり商会で言えば、麦の香りを楽しむなら麦みそ、食材の味をきわだたせるなら糀みそや合わせみそになります。お味噌だけは、どんな場合でも、一番最後に火を止めた瞬間にお玉に入れて、ゆっくりと溶かし込み、最後に全体にまんべんなく広がるように、1.2回かき混ぜます。
毎日食べているのに、考えるほどに奥が深い、おみそ汁。どんな食べ方が、食べる方の笑顔を作るのか。これからも、研究していきたいと思います。
2008-05-19 03:40